多くの教育機関で自動採点のツールが採用されています。教育現場でも労働力人口の不足は顕著であり、できるだけ一人ひとりの負担を減らさなければなりません。そのための取り組みとして自動採点の導入は一定の効果があります。採点業務の負担はかなり大きく、講師のリソースが大きく割かれてしまうからです。
言い換えると、そのリソースを有効活用できるようになるため、ある程度は労働力人口の不足をカバーしやすくなります。とはいえ、どのような自動採点のツールでも良いわけではありません。精度が低いものを導入すると、採点ミスが多発してしまい、教育機関としての信頼性を損なう事態になってしまいます。したがって、すでに多くの教育機関に導入されているものを選択するのが望ましいです。
事前にしっかり実績をチェックしてから選択しましょう。もう一つのポイントとして拡張性の高さが挙げられます。現状のテストに適合しているだけだと、それ以外の形式のテストを実施しづらくなってしまいます。そうなると資格や検定の変化に対応しきれないかもしれません。
ツールを買い替えるのはコストがかかるため、ソフトの調整だけで対処できることが理想です。専用のハードに大きく依存しているタイプは避けたほうが良いでしょう。そういう意味ではクラウドで利用できるタイプはメリットが大きいです。ネットワーク経由でテストのフォーマットを変更できるなど、スタンドアローンでない方式だと使い勝手が良くなります。