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自動採点システム導入のメリットとデメリット

学校や塾など、採点をすることがある業務においては自動採点システムを導入することが可能な場合があります。導入を検討するのであれば、自動採点システムのメリットとデメリットを把握して職場にどのような恩恵があるかを判断することが大切です。メリットに挙げられるのは、採点を行う教員の手間が大幅に省けることです。例えば学校の場合、1クラスの生徒数が30人と仮定してテストの採点にかかる時間は1人あたり5分かかるとして合計2時間30分という作業時間になります。

採点は複数のクラスに対して行うため教員は膨大な時間を採点に割かなければなりません。しかし、自動採点システムであれば1クラス分の採点を行っても30分程度かそれ以下で済む事に加え、教員はその時に別の作業をしていられます。その結果として業務効率が上がり、生徒に対してより細やかな指導が行えます。一方で、デメリットとしては教科によってはシステムだけに任せるのが難しいという点があります。

例えば、現代文の文章題では生徒によって解釈に差があるため教員が回答を読んで判断する必要があります。自動採点システムでは部分点の付与といった処理が難しいため、システムに任せても結局は教員が確認せざるを得ず、二度手間になります。また、自動採点システムによって教員の採点能力が向上しないということも考えられます。システムが導入されていない学校や塾へ転勤となった場合に能力不足を露呈することになりかねません。

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